植物販売に潜む罠……違法な用途に使われる?

ネットオークションでは多様な商品が取引されており、初見ではちょっとビックリするようなものまで取り扱っています。
そのうちの一つが植物です。観葉植物や花など、扱われているものは様々。しかし基本的には運送に耐えられる、比較的頑丈な品種が好まれているようです。種や苗を安く仕入れることができ、そして上手に育てることができ、なおかつ販売できる段階に育つまで待てるだけの時間と根気があるのなら、植物を販売してみるのも面白いでしょう。
しかし、植物の販売に手を出すのなら、警戒しなければならないことがあります。それが、植物の犯罪への転用です。知らずにそういった植物を販売してしまうと、犯罪の片棒を担がされてしまうことになります。

むやみに取引価格の高いものは注意

植物のうち取引価格が高いものは、育てるのが難しい品種であったり、数が少なくて仕入れが難しい品種であったりします。そういったものは販売側も手間をかけるわけですから、高く取引されて当然といえるでしょう。
しかし、大して入手も栽培も難しくないのにやたらと高値で取引されている植物には注意が必要です。そういった商品は何らかの形で犯罪行為に利用されている、法律で禁止されている成分が抽出できる、などのリスクを抱えていることがほとんどです。
仕入れる商品を探している時に、高値で販売できる植物としてそういったものを見つけてしまうかもしれません。しかし、仕入れに着手する前に、その植物が妙な用途に使われていないかよく確認しておく必要があります。

サボテンの一部はとても危険

あえて名前は伏せますが、とあるサボテンの一種がそのような違法な用途のために販売されています。そのサボテンは内部にある成分を含んでおり、サボテンの肉からその成分を抽出することで、中毒性の高い幻覚剤として利用することができるのです。頑丈なサボテンだけあって栽培は非常に簡単で、育てやすく高値で取引される植物としてリストアップされています。
しかし、このサボテンは現在原産国からの輸入が禁止されており、今出回っているのは、かつて禁止されていなかった頃に国内で流通した個体から増やしたものです。取り扱っていることが判明すれば、すぐに警察のお世話となります。

鳥の餌と見せかけて……麻の実

鳥の餌として定番となっている麻の実。これは名前の通り大麻の種なのですが、一般に餌として流通している種は熱処理が施されており、決して芽吹かないようになっています。
しかし、最近はその熱処理をかいくぐったのか、発芽する麻の実が販売されることがあります。当然ながら、こちらも決して手を出してはいけません。迂闊に取引をすればヤクザなどと関わりを持ってしまう危険性がありますし、非合法組織との関与がなかったとしても、取引そのものが違法です。
前述のサボテンもそうですが、こういったものの利用者はほぼ確実にトラブルを起こし、警察のお世話になります。するとインターネットの利用履歴などから販売者もすぐに割り出されます。そのような事態に陥ったら一巻の終わり、あなたも犯罪者の仲間入りです。
これは植物に限った話ではありませんが、インターネットビジネスに取り組む前に、その商売に違法性はないか、よく確認してから着手するべきですね。